当店で使っている金具「スガツネ工業 棚柱 AP-DM」

当店では収納家具の内部など、扉で隠れて見えない部分には棚柱(写真にシルバーのレール)を使用することが多いです。この商品は日本の金具メーカー「スガツネ工業」の「AP-DM」という商品で、本来は面付け用の金具ではありますが、あえて側板を掘り込み、埋め込んで使用しております。そうすることで、金具の段差もなくなるので、隙間から物が落ちたりすることもなくなります。

また、調整ピッチも2cm刻みですので仕舞いたいものに合わせて、細かく調整が可能です。金具の耐荷重も約45㎏ということで、かなり重いものを乗せることができます。

ちなみにオープン部分に関しては見た目を優先して、金属の打ち込みダボを使用します。このような金属ダボを使わず、板に穴だけあけている家具も多いですが、当店では強度を優先し、このような打ち込みダボを使用しております。このようなダボを使用する場合は、4~5cmピッチで加工します。

このような見えないところにもいろいろとこだわって家具作りをしておりますので、オーダー家具をご検討の方はぜひ一度ご相談ください。

K’S FURNITURE 佐久間

当店で使っている金具「ハーフェレ社フリースペース」

当店では上開き扉のフラップ金具にハーフェレ社の「フリースペース」という金具を使用しております。カラーもホワイト、グレー、アントラジット(写真)、ブラックの4色があり、見た目もスタイリッシュで大変好評いただいております。

こちらの写真は扉を開く前です。上開き扉は身長の低い方には非常に使いづらいのですが、デザイン的にはお好きな方が多いですね。さらに木目をつなげて扉を作ると、よりオーダー感が増します。

この「フリースペース」は開閉時の動きも非常に軽く、施工性も高いので、当店での主力パーツの一つになってきております。弊社事務所に展示がありますので、気になる方はぜひ一度お越しください。

K’S FURNITURE 佐久間

当店で使っている金具「グラス社ノヴァプロスカラ」

当店ではブルム社のタンデムボックスという引出しレールを標準として使用しておりますが、一つ上のオプションとして採用している引出しレールがグラス社の「ノヴァプロスカラ」です。

ブルム社のタンデムボックスと同じく「引出しシステム」や「スチール引出し」と呼ばれるレールの一つですが、タンデムボックスと比べるとスクウェアな形状で非常にデザイン性が高いレールです。

タンデムボックスがサイドのレールで高さを出していくのに対し、ノヴァプロスカラは側板の高さが4種類のラインナップがあるため、見た目も非常にすっきりしたものになります。側板の高さが一番上から90mm、122mm、186mmとなっています。

あらためて、タンデムボックスの写真を載せますが、比べてみるとデザイン性の違いは一目瞭然ですね。カラーも写真の「ストーン(ダークグレー)」の他に「アイス(ホワイト)」、「シルバー」の計3色。お好みに合わせて選ぶことができます。

耐荷重や動きなどはほとんど同じレベルといってよいでしょう。ただ、製作における使いやすさとしてはタンデムボックスの方が良い面もあります。ノヴァプロスカラは調整にコツが必要なのと、レールの構造自体がシビアなので、キャビネットの精度が悪いと不具合が出ることもあります。

金額的にはノヴァプロスカラの方がすこし高いので、当店ではご予算に合わせてご提案をしております。

普段見えない部分なので安い方で良いというお客様もいれば、引出しの中までこだわりたいというお客様もいらっしゃいます。

使い始めた当初は、採用率が全体の3割程度でしたが、今では8割以上のお客様が選ばれる商品となりました。

事務所に展示がありますので、興味のあるお客様はぜひ一度お越しいただき使ってみてください。

K’S FURNITURE 佐久間

当店で使っている金具「ブルム社タンデムボックス」

オーストリアの金具メーカー「ブルム」社の「タンデムボックス」。

一般的には「引出しシステム」や「スチール引出し」と呼ばれる引出しレールのひとつで、剛性や清掃性の高さからキッチンやカップボードなどハードに使われる家具でよく使われています。

写真のように引出しの側板とスライドレールが一体となっており、ゆっくり閉まるソフトクローズ仕様。スチール製の側板に木製の板材をはめ込んで組み立てます。側板の高さはすべて一緒なので、深さはサイドバーで増やしていきます。

ブルム社の引き出しシステム「タンデムボックス」ですが、私が家具業を始める前から長い間ずっと使われ続けているロングセラー商品です。他の金具メーカーからも同様の商品は販売されておりますが、引出しシステムというジャンルの中では今でも一番使われている、この業界の定番商品と言えるでしょう。

ロングセラー商品であるということは私たちのような造作家具屋にとっては非常に大事なことです。

僕らのお届けしている造作家具というものは20年以上使われることも珍しくない商品です。どんなに耐久性の高い金具でも長い年月の中で壊れることもあるでしょう。

そんな時にもしその金具が廃盤になってしまっていたら…。

家具が壊れるとき、キャビネットの方が先に壊れるか、金具の方が先に壊れるか。ブルム社では、「金具の方が先に壊れる」という考え方を前提に商品開発をされているそうです。ブルム社の金物の特徴である「旧製品と新製品の互換性」の高さは、このような考えからも来ているのではないかと思います。

デザインや機能にこだわった新商品、コストパフォーマンスに優れた廉価品などいろいろ出ておりますが、長く使うものだからこそ、変わらない「定番」を選ぶことも時には重要になると思います。

K’S FURNITURE 佐久間

当店で使っている金具「ブルム社スライド丁番」

家具製作で最も使用頻度の高い金具と言えば「スライド丁番」です。

開き扉につける金具で、キャビネットの内部に取付けます。表には出てきませんが家具の品質の要といっても過言ではない重要なパーツとなります。

当店ではオーストリアの「ブルム」というメーカーの丁番をメインで使用しております。上の写真は当店の標準となっております「クリップトップブルモーション110°ヒンジ 」という商品で、ゆっくりしまるソフトクローズ機能がこの小さい丁番の中に内蔵されている優れものです。今までにいろいろなメーカーの金具を使ってきましたが、品質や剛性、動き方など、どれをとっても最高クラスと思われます。若干値段は高いのですが、剛性の高さによるメンテナンスの少なさを考えると十分納得できる金額です。

用途によっては他のメーカーの丁番を使うこともありますが、使ってみると品質の違いを実感します。

もう一点気に入っているところは座金の種類の多さ。座金というのはスライド丁番とセットで使われる金具で、キャビネット側につけるパーツのことです。

上の写真が座金です。当店ではこの3タイプを用途に応じて使い分けています。

そして、ブルム社の座金の使いやすいところは規格が変わらないところ。例えば、他メーカーの場合だと新しいタイプの丁番が出ると古い座金が使えなかったりすることが多いのですが、ブルム社は座金の規格が変わらないので、用途によって使い分けができたり、古い座金に新しい丁番を付けたりすることができます。これはものすごいメリットで、もし数年後に丁番が壊れてしまったとしても座金を変えずに丁番だけ簡単に交換ができるということです。

品質面であれば、ドイツのヘティヒ社の丁番は同等かそれ以上の品質ではあるのですが、このような使いやすさにおいては断然ブルム社です。また、日本のメーカーからもたくさんスライド丁番が販売されておりますが、正直ブルム社やヘティヒ社などの海外メーカーとくらべると物足りなさを感じます。もちろん海外メーカーにはないメリットもたくさんあるのですが、スライド丁番に一番必要なものは剛性ですので、海外メーカーの丁番と比べると日本のメーカーの金具はかなり華奢な印象です。

スライド丁番は見えない部分に使う金具なのでコストダウンの標的になりがちですが、使用頻度が高く一番不具合が発生しやすいこのスライド丁番にどのようなグレードの金具を使っているかで、その会社の品質への力の入れ方が分かると思います。

ブルム社の丁番は決して特殊なものではなく、大手キッチンメーカーを中心にブルム社の金具を使っている会社はたくさんありますので、皆様もキッチンや家具を検討される際には、金具のメーカーや種類にも気を留めてみてください。

K’S FURNITURE 佐久間

CONTACT


お問い合わせ

下記のフォームからお問い合わせ下さい。お見積り、プランニングは無料で行っております。ご依頼の際は家具のスケッチやご自宅の間取り図、設置場所の写真など、ご検討状況が分かる資料を一緒に送っていただけると大変助かります。

また、愛知県日進市にあります弊社事務所でご相談いただくことも可能です(家具の展示あり)。ご予約制となりますので、事前にお電話かメールにてご予約ください。

メールやお電話でのお問い合わせもお待ちしております。気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせは、9:00~18:00、土日祝日も対応いたします。ただし、打ち合わせや納品で留守にしていることが多い為、電話に出ることができかった場合は携帯番号から折り返しお電話をさせていただく場合がございます。予めご了承ください。